Simple things on your Palm

Palmの神様こと山田 達司のBlogです。元祖「神降臨」だそうです。

カテゴリ:Mobile > Wearable

常用するつもりはないのですが、#AfterShokzLoversとしては「AfterShokzと比較をしてその良さを再確認しなくては!」という無駄な使命感にかられ、ゲオの格安骨伝導ヘッドセットBCH200B300(以下B300)を購入。黒、青、赤の3色がありますが、今回は青を選択。OpenMoveは公式ショップで9,999円(税込み)、安いところでも7,000円はするところ、B300は3,278円(税込み)と格安。

まずは外観
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フォームはOpenComm/Aerorexに似ていて質感はOpenMove的な感じ。装着しているところはこんな感じ
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全体的にごついです。マスクや眼鏡と一緒に利用すると少し邪魔かもしれません。
充電はMicro USB Type-B。コスト的に仕方ないとはいえ、自宅からMicro USBでの充電を一掃しようとしている身にとっては辛いところ。
ヘッドセット/ヘッドホンProfileに対応、音声コーデックとしてSBC以外にAACをサポートしているのはナイス。
重量は33g、一度の充電で7時間の再生か可能というのはこの価格帯では立派。右と左のこめかみにあてる振動部(なんと呼ぶのが一般的なのでしょうか?)それぞれにボタンがついており、電源ON/OFF、ボリュームUp/Down、音声アシスタントの呼び出し、電話の着信/拒否、音楽再生のPauseとResumeが可能。音楽再生中に次の曲、前の曲へ移動する機能がない、頻繁に利用するボリュームUp/Downが誤操作しやすいダブルPUSHに割り当てられているなど操作系は洗練されていない感じ。

OpenMoveと比較すると

  • 全体的に大柄。特にこめかみに当たる振動部分が大きい(特に厚み)ので多少目立つ。眼鏡をかける、マスクをつける時などには邪魔かも。ちょっとだけ重い(29g vs 33g)
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  • 再生音質はそれほど悪くないがOpenMoveに比べるとすかすかした音に聞こえる。音漏れもさほど大きくない感じ。AACの効果はバカ耳の私にはよくわかりません。
  • バッテリーライフはほぼ同等(6h vs 7h)
  • マイク音質はひどい。web会議をしたら、苦情が出るレベル。
  • 汎用的なUSB端子で充電ができるのはともにGood(でも、Micro USBは...以下略)
  • 防水はOpenMoveがIPX5、ゲオはIPX4.どちらも充電端子の蓋を閉めていれば汗くらいは防いでくれそう。
  • 前の曲、次の曲操作ができないのは個人的につらい。ボリュームUp/DownもボタンをダブルPUSHなので誤操作でPauseしてしまうことがよく発生する
といったところ。B300でオンライン会議への参加はやめておいたほうが良いでしょうが、別にマイクがある方、音楽などの再生専用であればコスパはとても良いですね。

マイク音質評価用に、PCに接続しボイスレコーダーで録音したものを置いておきます。(これだけ聞くとそんなに悪くないですね。Zoomでテストするとかなりつらい結果になるのですが...)

ゲオB300によるマイク録音

現在一推しガジェットである骨伝導ヘッドセットAfterShokz。

いいところは数え切れず、AirPodsなどのフルワイヤレスイヤホンと比較すると
  • 耳の中に物を入れないので、痛くなりにくい
  • 外の音が聞こえるので周りと会話がしやすく、安全。車や自転車を運転していても捕まらない
  • 耳が開いているので、相手が話しかけやすい。イヤホンをかけていると「あぁ、話しかけられたくないんだな」という感じを持たせてしまう。
  • (モデルによるが)バッテリーが6〜16時間と長持ち。会議中にバッテリーが切れそうになってあたふた、ということがない。
  • 落としづらい、なくしづらい
  • (モデルによるが)マイクの性能が良く、Web会議で相手に不快感を与えづらい。
  • 骨伝導式としては非常に音が良い。マニアな方の評価には耐えられないと思いますが、私には音楽鑑賞にも十分。音漏れも少ない。
といった利点があります。私を含め多くの方が「これなら一日中つけていられる」とのこと。欠点としては
  • 大きい、かさばる
  • 純粋に音楽を聴くという用途だと音質は劣る
  • 周りがうるさいと音が聞こえづらい
  • Bluetooth接続はヘッドフォンprofileとヘッドセットprofileが自動的に切り替わる(アプリがマイクにアクセスするとヘッドセットになる様子)が、多少不安定、うまく切り替わらない時がある。特にマルチリンク(複数の機器と同時に接続)の時に頻度が高い。そのためかOpenCommではマルチリンク機能は未公開機能となっている。
  • 振動で音を伝えるのだが、一部の人にはくすぐったく感じることがあるよう(私も特定の音域で大きな音だと感じることがある)
  • OpenMove以外は専用の充電ケーブルが必要なため、なくすと充電不可。持ち運ぶ機会が多いだろうAeropex/Aeropex playは初めから2本添付
といったところ。

複数のモデルがあります。AfterShokzのサイトには古いモデルも含め、たくさんのものがありますが、基本的には最新の下記モデルから選ぶのが吉。

  • OpenMove(約1万円):エントリーモデル。USB-Cで充電可能。全体的にちょっと大きめで、材質も劣る。デザインも多少野暮ったい(これは好み)
  • OpenComm(約2万円):Web会議用モデル。余裕で一日持つバッテリー、可動式のマイク(ブーム)により、口元に持ってくればよい音質、後ろに回せば声が入りにくい。ボタンのオレンジは早々にマジックで塗りつぶすべきw
  • Aeropex(約2万円):スポーツ用モデル。防水性能高い。信頼すべき筋から「再生音質はOpenCommより良い」との情報。(私は未使用)
  • Aeropex Play(約2万円):子供用スポーツモデル。日本人、特に女性だと、ちょうどよいサイズの人もいるかも(私は未使用です)

 私はというと、まずOpenCommを購入し、とても気に入りました。一方、私の購入を決断させた大橋さんがOpenCommが故障して困っている様子を見たときにちょうどアマゾンプライムデイがあり、OpenMoveを3割引きで購入。あまり使わないかなと思ったものの、予備兼普段使いとして仕事をしていないときはこちらをメインで使っています。一番うれしいのはマスクがブームが絡まらないこと。

 OpenCommの特徴の一つは可動式のノイズキャンセリングマイク(ブーム)。これの効果を実感いただくため、比較用のOpenMoveも含めPCで録音してみました。PCと接続し、マイクのボリュームは100%でWindows10標準の音声レコーダーでの録音です。比較的静かな部屋ですが、エアコンを最大の風量で稼働させており、結構騒がしい環境です。購入時のご参考にしていただければ幸いです。思ったよりOpeMoveとの差が少ないですね

OpenMoveでの録音
OpenCommでの録音(ブームは口元)
OpenCommでの録音(ブームは真上)
OpenCommでの録音(ブームは後ろ)

昨日参加したSONY Computer Laboratoryの吉村さんの講演で紹介されていたMusic Videoのコンテンツ(PS2)。

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